カントー市資源環境局の計画室で、土地使用計画書などの多数のプロジェクトに関する重要なデータが入ったパソコン1台が盗難の被害にあった。犯人は建物裏口からドアを破壊して忍び込んだものと見られている。
この強盗事件は、今年2月14日に発生した放火未遂事件と何らかの関係があるとみられている。その放火未遂事件と今回の事件に共通しているのがデータの消去である。放火事件でデータの焼失をもくろんだものの失敗に終わった犯人は今回、自らデータを奪うという行為に出た。犯人がそれほどまでにデータにこだわる理由が何かあるはずであり、市公安では両事件ともに捜査体制を強化し、犯人逮捕に努めている。