資源環境省の専門家チームはこのほど、ベトナム国内でも洪水被害の危険性が高い北部山岳地帯5省:ハザン省、ラオカイ省、インバイ省、ディエンビエン省、ライチャウ省を流れる10の河川について、流域に洪水対策センターを設置する計画を発表した。各センターでは、降水量などの各指標から起こりうる洪水の規模を予測し、災害発生が予測される場合には周辺住民に警告を発令する。
北部山岳地帯の河川流域では、過去に数十名もの死傷者を出した大規模な洪水が何度か発生しており、このセンターの設置により、洪水発生を事前に察知して住民の安全確保に役立てることが期待される。