中部高原地方ダクノン省で5日、サーカスの「ナイフ投げ」芸人の真似をした青年が、誤って女性を死亡させていたことが分かった。
事件は同日朝、ハー・ズイ・ティエンさんが所有する農場の作業小屋で起きた。作業へ向かう前、レ・ヴァン・スウ(21)は雨合羽として使うための葉をナイフで切り取った後、以前テレビで見たことがあったサーカスの「ナイフ投げ」芸を真似て、手に持っていたナイフを壁に矢のごとく投げた。すると、ナイフは運悪く居合わせたグエン・ホン・タムさん(17)の首を直撃、タムさんは大けがを負い、ダクノン省総合病院へ搬送されたが、やがて死亡した。
スウとタムさんの2人は、共にティエンさんに雇われ農場で働く同僚だった。地元公安は、事件の経緯について詳しく捜査を行っている。