ホーチミン市クチ郡公安は3日、ファム・クォック・バオと、その妻チン・ティ・タン・トウイを通貨偽造および偽造通貨使用容疑で逮捕した。
公安の発表によると、同日午後2時半頃、バオとその妻トウイはクチ郡内の商店に行き商品を購入、清算時に数枚の5000ドン(約37円)硬貨で支払いを済ませた。その後不審に思った店主が地元公安に届け、駆けつけた公安がバオ夫妻の所持品検査をした所、ポケットの中から60枚の5000ドン硬貨を発見、現行犯逮捕した。さらに公安がバオ宅を家宅捜査し、自作のかな型に入ったままの未完成の硬貨73枚を押収した。
同公安は、今回の偽造硬貨は刻印が不鮮明で、重量も本物と比べてやや軽く、色も本物と異なりこすると表面の色が剥がれ落ち、アルミのような白っぽいグレーに変色する粗悪品だとしながらも、刻印された模様や文字は本物と似ているとし、注意を促している。