北中部地方ゲアン省ヴィン市の高校3年生の生徒が通学途中にひったくり事件を目撃し、追跡の末勇敢にも自力で犯人を捕まえた。
11月12日朝、通学途中のファン・ミン・ヒエウ君は、バイクに乗った大柄の男が通行中の女性のバッグを奪うのを目撃し、すぐさま友人らと共にバイクで犯人を追いかけた。ヒエウ君が接近すると、男はバイクに乗ったままナイフを振りかざしたが、ヒエウ君は横から男のバイクを蹴りつけた。男は奪ったバッグを放り投げ再びバイクで逃走したが、ヒエウ君は引き続き追跡し、とうとう路肩に乗り上げた男を取り押さえた。
犯人は同省に住む27歳の男で、麻薬に溺れたため、同日、地元石油会社に勤める女性のバッグを狙って犯行に及んだ。この事件で活躍したヒエウ君は実は地元警察職員の息子。被害者の女性は言葉を尽くしてこの勇敢な高校生に感謝の意を述べた。