北中部地方ゲアン省の山岳地帯にあるいくつかの郡では、毎年管理当局が住民の手製銃を回収する運動を行っている。しかし、住民たちは狩猟用や自衛用として違法に銃を作って使用するのをやめようとしない。その結果、暴発事故による悲運な死傷者が数多く出ている。
今年11月15日、同省トゥンズオン郡タムタイ村で、10歳から14歳の少年3人が親の留守中に手製銃で遊んでいたところ、銃が暴発して14歳の少年が即死した。また12月7日には同郡ルーンミン村で、父親が銃のさびを取るため火で焼いていたときに銃が暴発、16歳の息子に弾丸があたり、病院に担ぎ込まれた。こうした事故が相次いでいるにもかかわらず、住民たちは当局の検査を逃れるために、家に銃を置かずに田畑などに隠しているという。