南中部クアンガイ省在住のグエン・レ・バオ・チャンちゃん(一歳)は19日午後4時5分、緊急入院先のクアンガイ総合病院で息を引き取った。同病院の医師の話では、搬送されてきた当時、チャンちゃんは嘔吐(おうと)と下痢を繰り返し、脱水症状を起こしていたほか、消化器官に激しい炎症が見られたという。同病院の医師らはチャンちゃんに点滴や抗生物質の投与を行ったり、人工呼吸を施したりと懸命に治療を続けたが、チャンちゃんを助けることはできなかった。
チャンちゃんの死因について、病院側は消化器官が何らかのウィルスに感染したためと考えているが、ウィルスの種類は特定できていない。また、チャンちゃんと同じ家で生活していた同じく一歳になる親せきの子どもも同様の症状で入院し、現在ホーチミン市の病院で治療を受けている。