ハノイ市で13日、中央伝染病衛生研究所、バックマイ病院などベトナムの医療機関と日本の国立国際医療センターの専門家らが、鳥インフルエンザH5N1型ウイルスに感染した患者の治療法について会合を行い、意見を交換した。
5月初旬からこれまでに、ベトナムではH5N1型ウイルス感染患者が4人確認されているが、治療の結果、すべての患者が生存している。このうち、バックマイ病院に入院した30歳の重症患者は、26日間の治療の後無事に退院した。会合では、このケースを具体例に意見交換が行われ、保健省の鳥インフル患者に対する初期の治療方針と直接患者に接した医師の治療上の工夫が、患者治療の貴重な経験として評価された。