保健省は7日、北中部タインホア省ホアンホア郡出身の15歳の少年がH5N1型鳥インフルエンザに感染し、今月3日に死亡したと明らかにした。少年は7月27日に発病し地元の病院で治療を受けていたが病状が悪化、国立熱帯伝染病研究所への移送中に死亡した。検査の結果、H5N1型ウイルスに感染していたことが判明した。鳥インフルの感染者は今年に入って7人目、このうち4人が死亡している。
調べによると、少年の家族は7月19日にガチョウ20羽を地元の市場で購入し飼育していたが、その後3日の間にガチョウが次々に死んでいったという。同省保健局は、少年やガチョウに接触した関係者33人を検査したが、感染者は発見されなかった。