日本の円借款事業である「カントー橋建設計画」の建設現場で橋げたが崩落する事故が起きたことを受け、木村仁外務副大臣が7日から10日までベトナムを訪問中だ。
木村副大臣は8日午後に崩落事故現場を視察、その後フン交通運輸次官、ビンロン省人民委員会のダウ主席、カントー市人民委員会のトン主席と会談した。9日にはグエン・タン・ズン首相と会談、日本政府を代表して改めて哀悼の意を表した。また、原因究明のために派遣する専門家の選定を急いでいることを明らかにした。ズン首相は、日本政府の支援を高く評価すると共に、事故原因の究明、被災者家族や遺児の手当てで両国の協力が必要だと述べた。
なお9日現在、行方不明になっている作業員1人はまだ発見されていない。