ハノイ市人民委員会と保健省は12月26日、人口問題に関する会議を開催した。グエン・クオック・チエウ保健相は、2007年の出生率は前年より0.25%低下したものの、国会が決めた目標である低下率0.3%には届かなかったと明らかにした。また、全国64省市のうち30省市で新生児数が前年を上回った。特に増加率が高いのは、北部カオバン省(23%)、メコンデルタ地方バクリエウ省(18%)、ハノイ市(12%)など。
同会議に出席したグエン・ミン・チエット国家主席は、「ベトナムの人口は1961年当時から約3倍に増加し、現在8600万人に達している。人口を2010年に8900万人程度で安定させるため、夫婦1組当たり子どもが1~2人というモデルを維持することが望ましい」と述べた。チエット主席はまた、新生児の男女比のバランスを保つことが重要と指摘した。統計によると、ベトナムの新生児男女比率は女100に対し男110だが、差の特に大きい16の省では、女100に対し男115~128となっている。