ホーチミン市トンドクタン大学がこのほど開催した環境保護と労働安全に関するセミナーで、南部重点経済地域(ホーチミン市、バリア・ブンタウ省、ドンナイ省、ロンアン省、ティエンザン省、ビンズオン省、ビンフオック省、タイニン省)で今後生活・産業用水が不足する可能性が指摘された。
環境観測センターのファム・マイン・タイ博士らは、同経済地域での水力発電所や水利施設の建設、水道用水としての利用などにより、河川の水流速度と水量が低下し、塩水の遡(そ)上や汚染度が増加し、生活用水や産業用水が不足する懸念が高まるだろうと警告している。このため、水源を開発する際には慎重に検討すべきとしている。