メコンデルタ地方ベンチェ省人民委員会はこのほど交通運輸省に対し、同省とティエンザン省の堺を流れるティエン川で建設中のラックミエウ橋(国道60号線)が完成した後も、現在のラックミエウ・フェリー乗り場とフェリーの運航を存続することを提案した。ラックミエウ橋は今年末に完成する予定。
具体的には、フェリー乗り場全体の設備をそのまま維持し、100トンまたは40トンのフェリー2隻を20人体制で運航するとしている。フェリー乗り場の維持は、国防や国道60号線のバックアップとしての機能のほか、歴史的意義や観光面の価値もあるという。ラックミエウ橋完成後は、現在運航中の14隻のうち12隻が他の地域で利用されることになっている。