メコンデルタ地方カントー市人民委員会は8日、ハウ川での違法な砂採掘問題について各関連機関や同市の各区人民委員会代表らと会合を行った。
同市資源環境局の報告によると、現在市内には10カ所の砂採掘場があり、面積約558ヘクタールでの合計約2500万立方メートルの砂採掘が許可されている。また砂採掘業者16社に対し、25件の鉱産物採掘許可と1件の探査許可が出されている。登録されている砂採掘船のうち十分な採掘条件を満たしているのは31隻に過ぎないが、管理体制があまいため、数百隻の採掘船がハウ川で違法な採掘を行い、無許可で外国船に販売しているのが現状だという。
このため同市人民委は、ハウ川での砂の探査・採掘案件の新たな許可を一時的に停止するとともに、許可済みの案件についても延長を認めない方針を固めた。また各採掘業者に発給した採掘許可の内容を見直すよう、資源環境局と各区人民委に指示した。