公安省環境犯罪防止警察局は14日、北部ハイズオン省カムザン郡のトゥンクアン社(台湾資本100%)で、アルミ製品生産工場の排水が未処理のままゲー川に違法に垂れ流されている現場を摘発した。排水中からは許容基準を超えたクロム、マンガン、鉄などが検出された。
ゲー川の排水口は水面から50センチメートルほど下に設置され、約200メートル離れた工場とは地下に埋められた排水管でつながっていた。同社には2002年に設置された排水処理施設があったが、長期間にわたって使われた形跡がなかった。同社のリウ・チエン・リン副社長は、この件については何も知らないと話している。
2008年9月に東南部ドンナイ省ロンタイン郡の台湾系ベダン社がティバイ川に未処理排水を垂れ流していた事件が摘発された後、同工場は当局の検査を受けていたが、そのときには違反は発見されていなかった。