東南部ビンズオン省警察環境犯罪対策課は21日、同省トゥアンアン郡ベトフオン工業団地のジョーンテクノロジー社の検査を行い、同社工場の排水管が同工業団地の雨水排水管に直結されている事実を発見した。
同社工場の排水は2008年以降、排水環境基準を満たしていないことを理由に工業団地の集中排水処理施設への受け入れを拒否されていた。それにもかかわらず、同社はその後も生産量を増やしており、警察は内偵捜査を進めていた。同社の排水量は1日当たり110立方メートルに達していた。
ジョーンテクノロジー社は粘着テープやペンキスプレーなどを生産している。同社をめぐっては、今年2月同社が輸出手続きした貨物の中に隠されていた現金約40万米ドル(約3620万円)が発見される事件が起きている。