メコンデルタ地方カントー市交通運輸局はこのほど、同市人民委員会に対し、ハウ川を横断するハウザンフェリーの運航再開許可を交通運輸省に要請するよう提案した。ハウザンフェリーは、カントー市とビンロン省を結ぶカントー橋の開通に伴い、3カ月ほど前から運航を停止している。
同局によると、ハウザンフェリーが運航を停止して以来、小型船を使って違法な渡船業を営む業者が急増しており、雨季や台風が多い時期には、水難事故が発生する可能性が高いという。地元の人にとっては、カントー橋の利用はフェリーを利用した場合より時間がかかるうえ、バイクで行き来する場合のガソリン代もばかにならず、橋より船の方が便利という人が多い。