世界最大のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「フェイスブック」の成功を受けて、国内の各SNSもこの波に乗ろうとしている。一部の専門家は、2011年はベトナムのSNSがブレイクする年になると予想している。26日付タインニエン紙電子版が報じた。
ベトナムのSNSには「Zing Me」「GoOnline」「Yume」「Tamtay」「CyberWorld」などがあり、様々なサービスを提供している。グーグルアドプランナーの昨年の統計によると、Zing Meのユーザー数が最も多く(460万人)、次いでフェイスブック、ヤフー、Yumeの順となっている。
ページビュー数と滞在時間を掛けて算出する月間総滞在時間でも、Zing Me(約10億分)とフェイスブック(8億8000万分)が1位と2位を占めた。ただ、月間ページビュー(PV)では、フェイスブックが11億PVを達成したのに対し、Zing Meは5億~6億PV、GoOnlineは2億~3億PV、Yumeは2000万~3000万PVとフェイスブックに遠く及ばない。
TCVメディア社のファム・クアン・フンCEOは、「Yume、Tamtay、ヤフーなどは国内のブログ市場で生き残ることはできるが、勢力は弱まるだろう。後発組のSNSも発展は難しい。今年のSNS市場はZing Meとフェイスブックの熾烈な戦いになるだろう」と話した。