28日午前4時15分ごろ、タイランド湾のベトナム領海内で集魚灯を使って漁をしていたベトナム漁船が、近付いて来た不審な船から銃撃を受け、乗組員1人が死亡するという事件が起きた。31日付グオイラオドン紙電子版が報じた。
この漁船のラム・バン・ティン船長によると、事件が起きた時漁船はタイとベトナムの領海線付近のベトナム領海内で、エンジンを切って漁をしていたという。船には7人が乗り組んでいた。不審な船が近付いて来たという報告を受けた直後に銃撃を受けたため、灯りを消しエンジンを始動させて現場から離れた。約5分後に攻撃は止んだという。
しかし乗組員のフイン・バン・カーさん(21歳)が、左胸に銃弾2発を受けて死亡した。ティン船長は不審船はタイの漁船のようだったと話している。メコンデルタ地方カマウ省国境警備軍は現在、警察や海軍と共に事件発生現場の位置や原因の究明に当たっている。