南中部クアンガイ省の漁船は2日午前、南シナ海上を漂流していたマレーシア国籍の船に乗船していた外国人船員10人を救出し、5日南中部カインホア省ニャチャン港に到着した。5日付トゥオイチェー紙電子版が報じた。
救出された10人のうち7人はインドネシア人、3人はミャンマー人。船主のマレーシア人によると、船員らは5月24日に牽引船に乗り込んで出港し、鉱石を積んだ平底荷船を伴って航行していたが、同月26日から連絡がつかなくなっていたという。
船員らの話では、海賊に襲われて航行能力を失い、その後漂流を続けていたもようだ。船長は海賊に襲われた際に足や首筋を負傷しており、病院で手当てを受けた。海賊に襲われた際の詳しい状況は明らかにされていない。