ランソン省、カオバン省、トゥエンクアン省、フート省などの北部の省では、闇ルートを通して豚を中国に高値で売りさばくため、多くの卸売業者が豚を買い漁っているという。21日付VNエクスプレスが報じた。
闇ルートでも輸出の際には検疫証明書の提示が求められる。証明書が無ければ豚を直接中国側に引き渡すことは出来ないため、養豚業者は証明書の発行が可能な他の卸売業者に豚を売り渡している。
養豚業者や卸売業者が中国側との取引を好んでいる最大の理由は、国内との買取価格の差だ。中国側が提示する買取価格は国内の2倍程に相当するという。
税関当局では、このような闇ルートによる輸出の取締りを強化するため税関施設を増設し、正規ルートにシフトするよう各業者に指導する方針だ。