ハノイ市のホアラックハイテクパークで3日、ベトナムにおける幹細胞研究の発展及び応用の促進に関するフランスとの合意署名式が行われた。4日付VNエクスプレスが報じた。
グエン・バン・ラン科学技術次官(ホアラック・ハイテクパーク管理委員会委員長)によると、現在「ホアラック幹細胞センター」の建設が進められており、2020年までにアジア及び世界のパートナーと学術交流や技術移転などを実施して、細胞分化研究や細胞株培養などの研究活動を開始する予定。
同センターでは、ベトナム初となるヒトES細胞の培養、細胞分化や細胞株培養といった研究分野での専門家育成、幹細胞、ES細胞、並びに成体幹細胞のバンク設立などを計画している。なおラン次官によると、ハノイ工科大学でも、幹細胞研究に関する学科の開設が計画されているという。