メコンデルタ地方アンザン省チートン郡文化会館内の野外劇場で24日、地中に穴倉があるのが発見され、この穴倉に約100発の砲弾のあることが分かった。25日付トゥオイチェー紙(電子版)が報じた。
野外劇場の舞台中央から約6メートル離れた場所で水が染み出る現象が見られたため、地中を調べたところ、縦3メートル×横2メートル、深さ1.5メートルほどの穴倉が水に浸かった状態で見つかった。水や泥を抜いてさらに調べると、穴倉の底で105ミリ砲の砲弾100発余りが見つかった。
同省軍事指揮部の武器弾薬責任者グエン・ホン・クオン少佐によると、これらの砲弾は錆びてはいるが現在も爆発する可能性があるという。そのため軍事指揮部は現場を封鎖して、数日以内に爆発物処理を行うことにしている。同省警察は、チートン郡文化会館の敷地内に砲弾貯蔵庫が長年放置されていた原因について捜査するとしている。