国際環境保護団体(ファウナ・フローラ・インターナショナルーFFI)は、ベトナムの科学者たちが1100万年前(中新世後期)に絶滅したと考えられてきた「ラオスイワネズミ」を発見したと発表した。7日付ザンチー紙(電子版)が報じた。
「ラオスイワネズミ」は北中部クアンビン省のフォンニャ・ケバン国立公園で発見され、ドブネズミのような体、リスのような尻尾、濃い体毛、特徴的な頭蓋骨を持っており、FFIの研究者たちにより「ラオスイワネズミ」であると確認された。
「ラオスイワネズミ」(Laonastes aenigmamus)は、ラオス中部のカムムアン県に棲息する齧歯類の1種で、現地でカニョウ(kha-nyou)と呼ばれており、「生きた化石」と言われている。