労働法改正案が国会で議論されており、多くの国会議員が旧正月(テト)期間の休日を1日増やし土日を含め1週間の休みとする事に賛意を示している。この問題について、ベトナム労働安全衛生協会のグエン・アン・ルオン会長に話を聞いた。31日付ティエンフォン紙(電子版)が報じた。
――テト休みの問題についてどう評価していますか。
故郷を離れて仕事をしている人にとって、公休日が現在のように4日では行き帰りだけで終わってしまう。テト明けで仕事に戻っても、数日でまた休みになる。これでは労働効率が上がらないし、多くの労働者も休みを取って休暇期間を1週間にするだろう。
――休みを1日増やすだけでなくもっと増やす事はできませんか。他の国に比べてどうですか。
それぞれの国で公休日の日数を規定している。ベトナムでは1年間に9日間の祝日があり、テト休みが1日増えるとすれば10日間になる。問題は、祝日と平日を明確に区別しなければならない事だ。現在、公務員に1日8時間の労働時間をきちんと守っていない現象がみられる。テト休みが終わったら全力で仕事にあたるべきだが、休みボケが抜けない者、勤務時間内に遊びに出掛ける者がいて、仕事に支障が出ているのが現状だ。現時点で、これ以上休みを増やすことは考えていない。