国会で22日、労働法改正案の審議が行われた。男性と女性の定年年齢の問題に関心が集まり、多くの議員が男女の定年の同年齢化に賛成する意見を発表した。22日付VNエクスプレスが報じた。
ブイ・ティ・アン議員は、「この50年近く女性の定年年齢は常に男性より低く設定されている。戦争などで女性の健康状態が悪い時代にはふさわしかったが、今は条件が変わっており、平均寿命は女性のほうが男性より3歳長い」と述べ、男性と女性の定年年齢を同じにするよう提案した。現在の女性の定年は55歳で、男性より5年早い。
ベトナム労働総連盟主席のダン・ゴック・トゥン議員はこの意見に賛意を示した上で、女性の工場労働者の中には仕事がきつくて55歳まででさえ体が持たないと訴えている人がいる事に留意する必要があると述べた。
ブイ・マイン・フン議員は、定年年齢は権利か義務かと問い、義務と考えるのであれば男女平等に60歳にするべきだとした。