ビンズオン給排水環境有限会社(BIWASE)は5日、東南部ビンズオン省のナムビンズオン固定廃棄物処理複合地域に、堆肥生産工場(コンポスト工場)を着工した。同工場は生ごみから堆肥を生産できる国内初の工場だという。5日付ベトナムプラスが報じた。
同工場の建設費は、フィンランド政府による政府開発援助ODA、総額670万ユーロ(約7億400万円) を原資としている。1日当たりの生産能力は420t。
同省人民委員会のチャン・タイン・リエム副首席は、同工場の建設を歓迎する意を表し、環境汚染の軽減につながるだけでなく、同省の林業業者に対する肥料の安定供給にも寄与すると高く評価した。
なお、現在、ナムビンズオン固定廃棄物処理複合地域では1日当たり700 tの有機廃棄物と、80tの有害産業廃棄物を処理している。