資源環境省は2日、北中部クアンビン省ドンホイ市に国内初の海洋観測レーダー装置を設置したと発表した。同案件は政府による「2020年までのベトナム沿海地域における海洋観測レーダー設置推進計画」の一環で、5月中に更に◇北部ハイフォン市ホンザウ島、◇北中部ハティン省ギースアン郡の2か所にも同様の装置を設置する予定。3日付ダットベト紙(電子版)が報じた。
同レーダー装置の設置により、距離300キロ沖で発生した津波や石油流出などを観測できる他、距離200キロ沖での外国船舶の領海侵入を早期に発見できるという。これにより、津波警報や石油流出・領海侵入対策、船舶の出港・入港の管理および安全性向上に大きく寄与することが期待されている。
計画によると、政府は2020年までに海洋観測レーダー装置を全国の沿海地域18か所に設置する予定。