22日午後5時30分ごろ、中部高原地方コントゥム省ダクグレイ郡ダクチョン村で建設している第3ダクメク水力発電所のダムが崩壊する事故が起きた。崩壊した範囲は、幅60メートル、高さ20 メートルにも及ぶという。26日付トゥオイチェー紙(電子版)などが報じた。
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この事故で 崩壊箇所から大量のコンクリートと土砂が流出し、工事車両を運転していた作業員(男性:28歳)が生き埋めとなって死亡した。
事故の原因について、事業主であるホアンファット・ダクラク水力発電社のレ・バー・タン代表は、「土砂積み上げ作業を行っていた上流側の壁面に、トラックが衝突したため」と主張している。現場を取材した記者によると、厚さ約1.5 メートルのコンクリートには細い鉄筋が入っているだけだったという。
なお、同水力発電所は出力7500キロワット、投資総額2000億ドン(約7億9100万円)。2009年3月に着工し、2013年初めの完成を予定している。