ハノイ市で3日、ガソリンスタンドに給油中のタンクローリーが炎上し、もうもうと燃え上がる炎と黒煙に、周辺一帯はパニック状態となった。3日付トゥオイチェー紙(電子版)などが報じた。
(C)Tuoi Tre |
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3日午後13時半頃、ハノイ市チャンフンダオ通り2B番地にあるガソリンスタンドから大きな爆発音が発生し、タンクローリーが燃え上がった。火は瞬く間に隣接する家屋2軒に燃え移り、近くに停車していた自動車1台、バイク数十台にも引火した。
この火災で、ガソリンスタンドのスタッフ3人が手や顔に火傷を負ったほか、消火作業にあたった10人の消防隊員が火傷などで病院に搬送された。消火作業は6時間にわたって行われ、夜21時の時点でも熱を冷ます作業が続けられた。
現在ハノイ市消防警察局が火災原因を調査中だが、火災発生を目撃していた周辺住民によると、タンクローリーから漏れ出たガソリンが側溝に流れ込んで周辺に広がり、近くの食堂前に設置されている神棚の線香の火が引火して燃え上がった可能性があるという。