23日午後2時ごろ、東南部ドンナイ省ニョンチャック郡フオックカイン村にあるボーカップバン観光区で、ロープスライダーを利用した若い女性客が、ライフジャケットが外れた状態で、川に転落し死亡する事故が起きた。
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このアトラクションは、川の両岸に張られたロープを滑車で滑り降りるというもので、途中で手を離し、川の中に飛び込む。そのため、利用者はライフジャケットの着用が義務付けられており、死亡した女性も着用していたが、事故直前に体からライフジャケットが外れ、そのまま高さ約2メートルから水面に落下した。
監視員らは溺れている女性を助けるべく、カヌーで川に入っていったが、救出までに20分もかかったため、女性はその間に力尽き、陸に移動させた頃には既に死亡していたという。今回の事故を受け、同観光区の運営会社は安全を確認すべく、同アトラクションの営業停止を発表した。
なお、ボーカップバン観光区は、ベトナム南部の伝統的な風景や文化などを体験できる観光スポットで、ホーチミン市から約20キロと近いため、週末になると、学生など多くの客で賑わっている。