クアラルンプール発北京行きのマレーシア航空MH370便ボーイング777-200型機が乗員乗客239人を乗せて8日に消息を絶った事故で、ベトナムの東南部バリア・ブンタウ省ブンタウ沖の上空を飛行していた香港の民間機が10日午後4時30分ごろ、ブンタウから東南60キロの海域で、行方不明機の残骸と見られる多数の破片が浮いているのを発見した。
(C) tuoitre, ベトナム海軍が撮影した行方不明機のものと見られる油膜 |
(C) tuoitre, ベトナム海軍が撮影した行方不明機のものと見られる油膜 |
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ベトナム海軍は9日午後、ベトナム南部フーコック島沖のトーチュー島から南西約80キロの地点で、行方不明機のものと思われる2個の破片を発見している。10日午後に破片が発見されたブンタウ沖の海域は、8日に破片が見つかったフーコック島沖の海域から150~300キロも離れている。今回、更に大量の破片が発見されたことで、マレーシア当局が指摘していた空中分解の可能性が一層強まった。