ホーチミン:エボラ出血熱対策で空港の赤外線検査を強化

2014/08/13 06:51 JST配信

 ホーチミン市保健局のグエン・フウ・フン副局長はこのほど、西アフリカで大流行中のエボラ出血熱の感染防止策として、同市タンソンニャット国際空港でのサーモグラフィー検査を強化することを明らかにした。

(C) vnexpress
(C) vnexpress

 同空港では、サーモグラフィーを利用してベトナム入国者の体温を監視することにより、感染が疑われる入国者をその場で隔離できるよう対策をとっている。また、保健機関の情報収集を支援すべく、感染地域からの入国者が記入する健康状態申告書を早急に導入する予定だ。

 同市保健局は空港だけでなく、市内の各病院でも体温の監視強化を指導している。更に、多数の外国人が住む各地方の当局に対しても、検査を徹底するよう求めている。

 なお、サーモグラフィー検査はハノイ市ノイバイ国際空港や南中部沿岸地方ダナン市ダナン国際空港でも同様に行われている。

 エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症で致死率が極めて高い。今回の西アフリカにおける感染は過去最大規模で広がっており、12日現在、感染者は1800人以上、死亡者は1000人を超えている。世界保健機関(WHO)は8日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。

[Thien Chuong, VnExpress, 17:29 (GMT+7) 07/08/2014, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved 免責事項

この記事の関連ニュース

 2014年10月に米国内で初めてエボラ出血熱に感染したベトナム系米国人看
 テキサス州ダラスの病院で働くベトナム系米国人看護師、ニーナ・ファムさん(女性・26歳)がエボラ出血熱...
 ハノイ市警察はこのほど、同市バックマイ病院で働いている親族から聞いた話として、同病院に入院中の患...
 西アフリカの4か国で感染者が急増しているエボラ出血熱をめぐって、世界各国での感染拡大が懸念されて...

新着ニュース一覧

 カンボジア公式訪問を開始したチャン・タイン・マン国会議長は21日、カンボジアの首都プノンペンで、同...
 ベトナム共産党政治局・書記局は20日に開かれた会合で、政治局員・国会共産党連合会書記・国会議長在任...
 ワインの輸入販売などを手掛けるエノテカ株式会社(東京都港区)は11月25日、ホーチミン市1区のホーチミ...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 午後3時、ハノイ市ハイバーチュン区ファムディンホー街区在住のグエン・ゴック・クアンさん(男性・61歳...
 住商アグロインターナショナル株式会社(住商アグロ、東京都千代田区)は、ベトナムの農業資材販売会社で...
 ベトナム最大の企業管理職向けソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を運営するアンファベ(Anph...
 南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は19日、ダムゾイ郡でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam...
 ホーチミン市人民委員会は21日、12月の商業運転開始を予定している都市鉄道(メトロ)1号線(ベンタイン~...
 21日から23日までの日程でマレーシアを公式訪問中のトー・ラム書記長は21日、最高儀礼に則り盛大に執り...
 ドミニカ共和国を公式訪問中のファム・ミン・チン首相は現地時間20日、ルイス・ロドルフォ・アビナデル...
 米不動産サービス大手クッシュマン&ウェイクフィールド(Cushman & Wakefield=C&W)がこのほど発表した...
 南中部高原地方総合病院は19日、自宅で調理したヒキガエルの肉と卵を食べた児童2人が中毒を起こしたと...
 ベトナム国家大学ホーチミン市校(ホーチミン市国家大学=VNU-HCM)傘下の政策開発研究所が先般発表した...
 医療機関向けパッケージソフトウェアの製造・販売を手掛ける株式会社エクセル・クリエイツ(大阪府大阪...
 ハノイ市ナムトゥーリエム区の国立展示建設センター(1 Do Duc Duc, quan Nam Tu Liem, TP. Ha Noi)で、...
トップページに戻る