ハノイ市中央小児病院のレ・タイン・ハイ准教授によると、同病院で内視鏡手術支援ロボットを用いた手術を開始してから1年近くが経過し、これまでに小児患者に対して行った手術54例に成功したことを明らかにした。このシステムを用いた場合の手術費用は通常の内視鏡手術と変わらないという。
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ハイ准教授は「内視鏡手術には複雑な操作や高度な技術を要する。このロボットシステムを使えば、内臓も立体画像で詳細に観察できるし、通常の手術では難しい部分を克服できるため、手術の成功率も高くなった」とコメントした。
一方、病院が受け入れている患者数について同氏によると、この3か月間で同病院はヘルスケアの向上や診断・治療時間の合理的な手配に努めたことで、病床の稼働率を前年の130%から100%まで引き下げたという。
なお、保健省は2011年7月、医学に関する国内最大の治療及び科学研究センターとなる同病院の第2期建設案件を着工した。第2期の規模は病床数900床で、15階建てのビルを新設する。総投資額は1兆5150億VND(約85億円)となっており、全て国債で賄う。2015年半ば頃までに開業する見込みだ。