2014年交通安全業務の総括と2015年の目標設定に関する全国会議が13日に開催された。国家交通安全委員会の委員長であるグエン・スアン・フック副首相は、2015年は交通事故の発生件数、死者数、負傷者数のいずれも5~10%削減することを目標にするよう号令をかけた。
ディン・ラ・タン運輸相によると、2014年はこの3つの交通事故指標を削減することができたという。ハノイ市とホーチミン市では、様々な対策によって交通渋滞の状況が改善し、その他多くの地方では、交通違反の取り締まり強化などによって一定の成果を挙げることができた。
ただし2014年は、長距離バスやバイクによる重大事故が発生し、水上交通の事故による死者が増加した。航空の安全を脅かす事故も頻発した。原因として、一部の運輸当局が過積載防止の重要性に対する認識に欠けていること、IT導入のレベルが低いことなどが指摘された。
国家交通安全委員会は今年、「人の命が第一」をスローガンに掲げ、引き続き運輸業界の管理と過積載防止措置を強化する方針だ。