1日13時ごろ、東南部バリア・ブンタウ省チャウドゥック郡ダーバック村バウディエン村落にある農場で、掘削中の井戸から地下水が強い勢いで噴き出し、高さは最高で20mに達した。
(C) vnexpress |
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掘削作業が深さ80mまで進んだところで地下水が噴き出し、通報を受けた同省資源環境局及び科学技術局は2日、現場の視察に訪れた。噴き出した地下水は常温だが、強い臭いを放ち塩辛く渋い味がするという。科学技術局は地下水にミネラル分が含まれているか確認するため、サンプルを採取し鑑定を行っている。
この村落の住民らは、これまでに何度も水汲み用の井戸の掘削を試みてきたが、成功した例はなく、生活用と灌漑用の水の調達に当たっては河川の水に頼っている。この農場のオーナーは、以前にも別の3か所で井戸を掘ったことがあるが、3回とも地下水を見つけることはできなかったという。今回、花崗岩の地層まで掘り下げてようやく地下水に到達した。
なお、地中から「聖水」が噴き出たとの噂が流れると、周辺住民はこの水を得ようと現場に大挙し、いつも静かなこの農場は賑やかさを見せている。