南中部高原地方ラムドン省で26日と28日、滝で遊んでいた外国人観光客が水流に呑み込まれる事故が相次いで発生し、合わせて4人が死亡した。
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同省ダラット市ダタンラ滝で26日正午ごろ、渓流を渡っていたイギリス人観光客3人が水流に呑み込まれて死亡した。死亡したのは、25歳の男性、25歳の女性、19歳の女性の3人。女性2人は両親が再婚同士の姉妹だった。
男性の友人(男性・25歳)を含む4人は、現地旅行会社のダラット・パッション・トラベル・サービス社(Da Lat Passion Travel - Service)のツアーを予約したが、友人は当日に体調不良でツアーをキャンセルし、事故を免れた。
死亡した3人は、同日11時30分から同社のツアーガイドと共にこの地域を訪れ、ジャングルを散策したり滝で泳いだりしていた。しかし、渓流を渡っていたところ、水流に呑み込まれて下流まで流され、死亡。発見時、3人とも救命胴衣を着用していたという。
また、同省ドゥックチョン郡ポングル滝で28日16時ごろ、ベラルーシ人観光客の26歳の男性が溺死する事故が発生した。この男性は同日15時ごろ、バイクタクシーで同地域に到着し、深さ約7mの滝のふもとで1人で泳いでいた。
疲れ果てて溺れた男性を救おうと、数人のベトナム人観光客が飛び込んで救出を試みたが、間に合わなかった。男性の遺体は、翌29日10時半ごろになってようやく発見された。