外国人観光客がファンシーパン山で行方不明に、捜索続く

2016/06/08 13:20 JST配信

 西北部地方ラオカイ省サパ郡ホアンリエン国立公園で4日、ファンシーパン山を登っていた英国人観光客が行方不明になった。当局は100人余りを動員し捜索を続けているが、8日午前の時点で有力な情報は得られていないという。

(C) dantri, ウェッブさん
(C) dantri, ウェッブさん

 行方不明になったのは、エイデン・ショー・ウェッブ(Aiden Shaw Webb)さん(男性・23歳)。ウェッブさんは2日、ガールフレンドと共に同郡サパ町に到着し、同町のホテルに宿泊。2人は一緒にファンシーパン山を登る予定だったが、ガールフレンドは出発直前に危険だとして同行しないことを決めた。

 ウェッブさんは3日午前6時に同郡サンサーホー村シンチャイ村落を1人で出発し、サパ町~ムオンホア谷~ファンシーパン山頂付近を結ぶロープウェイに沿って山を登っていった。登る間も、フェイスブック(Facebook)経由でガールフレンドと連絡を取り合っていた。

 ウェッブさんは同日18時頃、フェイスブックを通じてガールフレンドに連絡し、滝に転落してひざを負傷したほか、腕に裂傷を負い大量出血していることを知らせると共に、遭難した場所の座標を送信した。ガールフレンドは翌日4日午前6時頃からウェッブさんと連絡が取れなくなっている。

 ウェッブさんの家族は7日にベトナムに到着し、第一発見者に1億VND(約48万3000円)の報奨金を支払うことを申し出た。

 ファンシーパン山はサパ町から9kmのところに位置する標高3143mの山。インドシナ半島最高峰であることから「インドシナの屋根」とも呼ばれており、国内外の登山客が数多く訪れる。

[Pham Ngoc Trien, Dan Tri, 08/06/2016 - 01:00, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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