料金トラブルで工業団地が日系企業の入り口封鎖、話し合い平行線

2016/03/25 04:32 JST配信

 メコンデルタ地方ロンアン省タンドゥック工業団地を運営するタンドゥック投資社(Tan Duc Investment Corporation=TADICO)がこのほど、同工業団地に入居している日系企業の出入り口を土砂で封鎖し、水の供給も停止していたことが分かった。

(C) zing
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 トラブルの原因は、日系企業がタンドゥック投資社の求める高額なインフラ料金に同意していないことにあるという。これに先立ち、他の入居企業2社もタンドゥック投資社に出入り口を封鎖されている。同工業団地には153社が入居しており、日系8社を含む66社が外資系企業となっている。

 タンドゥック投資社の広報担当者によると、同社はインフラ料金について2005年から2012年まで無料としていたが、2012年1月に1m2当たり1万2254VND(約61.9円)の徴収を開始すると発表した。景気低迷が続いたことで、2013年1月1日よりこれを1m2当たり1万0018VND(約50.3円)に引き下げたが、外資系企業33社は「高すぎる」として、未だこれに同意していない。

 タンドゥック投資社と日系企業は22日、2度目の話し合いを行ったが、合意に至らなかった。タンドゥック投資社は、インフラ料金の支払いを求めるべく、地方裁判所に同日系企業を提訴する構えを示した。出入り口の土砂についても、支払いがなければ撤去しないとしている。

 ロンアン省人民委員会は、工業団地のインフラ料金は運営会社と入居企業の両者が交渉の上で決定するものとして、タンドゥック投資社に制裁を加えることはできないという。同省人民委員会は、タンドゥック投資社に対して善意を持って問題の解決にあたるよう呼び掛けている。

[Zing等, 20:28 (GMT+7) 21/03/2016, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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