ハノイ市トゥオンティン郡バンビン村の南北統一鉄道の踏切で24日午前5時半頃、サイゴン駅(ホーチミン市)発ハノイ駅(ハノイ市)行き旅客列車SE2号が、7人乗り乗用車に激突する事故が起きた。乗用車は30m余り跳ね飛ばされ、大破した。この事故で車に乗っていた6人が死亡、1人が重傷を負った。
(C)Zing、大破した乗用車 |
現場を訪れたグエン・ゴック・ドン交通運輸次官は、重大な鉄道事故だとした上で、事故当時、警報機の警報灯や警報音は通常に作動し、線路にも異常はなかったとの認識を示した。
国家交通安全委員会のクアット・ベト・フン副委員長によると、事故現場の踏切のある区間は自主管理区間で、遮断機は行政の勤務時間内に使用されているという。フン氏は「飲酒運転だったとの情報もあるが、捜査結果を待つ必要がある」と述べた。
グエン・スアン・フック首相は交通運輸省に対し、ベトナム鉄道総公社(Vietnam Railways=VNR)を指導して公安省やハノイ市と協力させ事故原因を究明するよう指示した。また、ハノイ市人民委員会には、負傷者への最良の治療と遺族への支援を行うよう求めた。