ホーチミン市交通運輸局は21日、年内にも市内中心部で公共自転車サービスを試験的に導入する計画を明らかにした。これは、路線バスの利用客増加を目的としたもので、バス停と目的地の間の移動に公共自転車の利用を促す。
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同市交通運輸局はコンサルタントと協力し、公共自転車の管理について検討している。車両や利用客の情報の管理には電子キーを使用する見通しだ。計画によると、1時間は無料で利用することができ、乗車したところと別の場所での乗り捨てが可能となる。
現在ホーチミン市では、路線バス142本や工場労働者向けの送迎車54本が運行されているほか、市内の学校141校が生徒向けの送迎車を出している。これらを含めた同市における2016年の公共旅客輸送数は前年比▲1.39%減の5億7600人だった。
ただし、2017年年初3か月の路線バス利用客数は改善の兆しを見せており、前年同期比+2.1%増の1億3750万人となっている。