国産シルクのカイシルク、90年代から中国産を販売

2017/10/30 03:00 JST配信

 地場系大手シルク布メーカーで国産シルクで有名なカイシルク(KhaiSilk)が、90年代からベトナム産を装い中国産を販売していたことが世間を賑わせている。

(C) cafef
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 このほど同社製品の購入者が1つの商品にMade in ChinaとMade in Vietnamの2つのタグがついていたことから発覚、創業者のホアン・カイ会長が謝罪した上で長年の慣行だったことを告白した。同社の商品は設立以来「全品国産」を謳っており、ベトナム産の高級贈答品の代名詞として扱われてきた。

 カイ会長はメディアで頻繁に自身の成功体験を語り、金銭的な成功よりも道徳を重んじる論調で多くのファンを集めてきた。また13万人のフォロワーを持つ自身のフェイスブック(事件の数日後に閉鎖)では、所有する多数の高級車、高級レストラン、有名人との写真をアップしており、起業イベントでゲストスピーカーを務めるなど若者のファンも多い。

 事件を報道した現地ウェブメディアのコメント欄には、「海外からの大切なお客さんにはベトナム産の贈り物をと思い、いつもカイシルク製品を買い求めてきたが、裏切られた気持ちだ」、「成功するにはまずは皿洗いのような小さなことから始めると大事なものが見えてくる、などと善人気取りをしていたが、金持ちになれたのは結局こういうことだったのか」など辛辣なコメントが並ぶ。

 チャン・トゥアン・アイン商工相は、ハノイ市場管理局に対し同社への立ち入り検査を指示、同支局は26日に証拠物件として同社製品を押収した。商工省は製品の原産地や偽造品 などに関する違反が確認できれば厳格に処分する方針だ。

 カイシルクは1989年設立、シルク製品の生産販売をコア事業としていたが、現在は多角展開し、高級レストラン「チャームチャーム(Charm Charm)」、「ナムファン(Nam Phan)」、「カイズブラザーズ(Khai’s Brothers)」、5つ星ホテル「タージマサゴ(Tajmasago)」、商業施設「サイゴン・パラゴン(Saigon Paragon)」を保有・運営している。

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