ラオス南東部地方アッタプー県で23日夜に建設中の水力発電所のダムが決壊し、複数人が死亡し数百人が行方不明となっている事故で、グエン・スアン・フック首相は26日、国家予算から20万USD(約2200万円)を拠出してラオスを援助することを決定した。
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フック首相はまた、自然災害対応捜索救難国家委員会に対して、外務省などの関連機関と協力して支援計画案を策定し、30日までに提出するよう指導した。
国防省の指導のもと、第5軍区も軍医を含む軍事関係者1000人を派遣し、救急車などの車両や船を動員して救命胴衣やテント、医薬品、乾燥食品を準備して、捜索救難にあたっている。
この事故により、50億m3もの水が流れ出した。ベトナム農業農村開発省によると、事故現場から約650km離れたベトナムのメコンデルタ地方アンザン省タンチャウ町に水が至るまでには約5~6日間かかると見られ、これにより同町の河川は約5cm増水すると試算される。