21日15時ごろ、西北部地方ホアビン省ホアビン市ティンラン街区を流れるダー川の土手で8人の小中学生が川の渦巻きに呑まれ溺死するという痛ましい事故が発生した。
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死亡したのは、フウギ街区にあるフウギ小学校の男子生徒3人とフウギ中学校の男子生徒5人。同日16時半ごろ、全員が溺死体で発見され、18時ごろに遺族に引き取られた。
この日の午後は学校が休みだったため、互いに近所に住む男子生徒10人は学校から約2km離れたダー川の土手でサッカーをして遊んでいた。途中、川に落ちたボールを拾おうと全員で川に飛び込んだところ、8人が川に呑み込まれて溺死した。
ダー川の川底には深さ10m、面積約2000m2の穴ができており、8人の死因は川の渦巻きに呑まれたことによる窒息死と見られる。残る2人は渦を回避し一命を取り止めたが、パニック状態にある。
事故現場は、海辺のような土手と透明な川の水を求めて夏季になると多くの人々が水浴びに訪れる場所となっている。以前は周辺に危険を警告する標識が立てられていたが、去年の洪水で流されてしまったという。