25日に開かれた公安省の第1四半期記者会見で、同省交通警察局のブー・ドー・アイン・ズン局長は、公安省と交通運輸省が交通違反ドライバー及び運転免許証停止処分者、麻薬取り締まり違反者に関するデータを共有することで合意したと明らかにした。データ共有は遅くとも6月1日までにシステムが連携される見通し。
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交通警察局によると、ドライバーの違反情報は毎日、各部隊から交通運輸省の道路総局と各地方交通運輸局へ送られる。交通違反により運転免許証を差し押さえられた者が、故意に免許証の紛失を申告し再交付を申請した場合は、新しい免許証は交付されない。
公安省と交通運輸省における相互間のデータ共有により、ドライバーが運転免許証の再交付を申請した際に当局は申請者の免許状況を把握できるようになり、ドライバーの管理取り締まり強化の効果が見込まれている。
各地では、免許停止処分中の免許証紛失の虚偽申告と再交付申請が横行している。交通警察局によると、2015年~2016年におよそ16万件の自動車・バイク免許証差し押さえ事案で持ち主が罰金の納付と免許証の返却受け取りに来なかったとされている。免許証を受け取りに来ない原因は罰金の払い渋りと、免許証の再交付にかかる費用が罰金額より大幅に安価であることが挙げられている。