フランスで逮捕のベトナム人女性、冤罪晴れ3か月ぶり帰国

2019/04/08 13:26 JST配信

 ベルギー当局の要請を受けたフランス当局によりベトナム人女性が麻薬密売の指名手配犯として扱われ逮捕された事件で、このほど女性の無罪が判明し、女性は3か月ぶりにベトナムへ帰国した。

(C) kenh14
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 冤罪被害に遭ったのはファム・ティ・トゥエット・マイさん(34歳、ハノイ市在住)。マイさんは2018年12月18日、恋人の家族を訪れようと、恋人と一緒にパリのシャルル・ド・ゴール空港でマルタ行きの便に乗り継ぐところをフランス警察に逮捕された。

 マイさんは2010年10月から2011年5月までの間にベルギーで麻薬を密売したとして、2013年5月に本人不在のままベルギーの裁判所で欠席裁判が行われ、禁錮4年の判決が下されていたという。

 マイさんはオランダで5年にわたり就学・就労していたが、2010年3月にベトナムに帰国。2010年5月から2012年5月までの間はベトナムにある会社で働いていた。2011年11月に約1週間、スペインに出張したことがあるが、問題の期間(2010年10月から2011年5月まで)はヨーロッパに渡航していなかった。このことについては、ベトナム公安省などベトナム当局が事実を確認している。マイさん自身も「名義を利用された可能性がある」と無罪を主張していた。

 マイさんは逮捕翌日の2018年12月19日に釈放されたが、身分証明書を押収されたほか、滞在場所を指定され、出国を禁止される措置を受けていた。その後、フランスとベルギーの裁判に合わせて8回にわたり出廷し、晴れて無罪を証明されたマイさんは逮捕から109日ぶりにフランスを後にし、5日にハノイ市に到着した。

 マイさんは、「恋人の家族、友人、同僚、医師、弁護士、駐フランス・ベトナム大使館の職員の皆さんに心から感謝している。もし皆さんの助けがなければ、正義を信じ続け、この苦難を乗り越えることはできなかっただろう」と述べた。

 マイさんの母親はベルギーの裁判所を提訴する構えを示している。

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