ハノイ市にあるベトドク病院は、昨年10月に国内初となるヒト組織バイオバンクセンターを開所した。同センターはこのほど、開所から1年間の実績を発表。それによると、同センターでは現在、血液・組織などの試料(検体)2000件を保管しているという。
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ベトドク第1病院は市中心部に位置する外科を中心とした1500床の国立病院で、2018年には1000床のベトドク第2病院もオープンした。ベトドク病院は、国内初の特別級の外科病院として毎年1万件もの大手術を行っていることから、ヒト組織を保管する需要が高く、昨年10月16日に、国内初のヒト組織バイオバンクセンターを設立した。
同センターでは現在、手術を受ける、または、受けた患者本人から提供されたものを中心に2000件余りの試料を保管している。保管されている試料は、心臓弁、血管、腱、骨、皮膚、角膜、精子などが大半を占める。