「思いやりのキャビネット」、市内9か所に寄付古着のたんす設置―ハノイ

2019/11/30 05:48 JST配信

 「余っている人はください、必要な人はご自由にどうぞ」と描かれた看板を掲げたキャビネットが、ハノイ市の各地に出現している。衣類や履物が余っている人はこのキャビネットに置いていき、必要な人は無料で自由に持ち帰ることができる。

(C) Dan Tri
(C) Dan Tri

 こうしたキャビネットは2年ほど前から病院付近や労働者が多く住む地域に設置されるようになった。現在ではバーチエウ(Ba Trieu)通り226番地やタイハー(Thai Ha)通り79番地など、市内9か所に置かれている。

 キャビネットの中は性別や衣類・履物の種類ごとにラベルが貼られており、幅広い年齢層の有志からの寄付により衣類の種類も豊富だ。

 「衣類は古着ですが、寄付するまでに状態が良くまだ使える物だけを選んで持ってきています。少しでも人々の手助けになれば」と衣類を寄付しに来た女性は語る。

 キャビネットに衣類をもらいに来た、病院に子供が入院しているという父親は「子供が生後40日で大腸疾患の治療のために入院しました。全財産を治療費に充てましたが足りず、毎日の食事も寄付に頼らざるを得ません。ハノイも寒くなってきましたが、服を買い足すお金もないのでこちらに来ました」と打ち明けた。

 「思いやりのキャビネット」は、時に困難な生活を送る人々が暖かいコートと思いやりを受け取りに来る場所であり、時に寄付をする人々が他人の役に立つことに意義や喜びを感じる場所でもあるようだ。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 「余っている人はください、必要な人はご自由にどうぞ」というアイデアから生まれた「無料の古着市」が...

新着ニュース一覧

 ベトナムで国内初の炭素取引所が6月末に試行稼働したものの、初日の取引以降、1か月余りにわたり新たな...
 電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology...
 政府は8月1日、産業クラスターの管理・開発に関する政令第32号/2024/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 烈士(戦死者)の遺骨の捜索・収集は、ほとんどの場合、ほんのわずかな手がかりから始まる。その手がかり...
 内務省は、2026年のベトナム文化の日および2027年のテト(旧正月)と建国記念日に伴う休暇について、日程...
 教育訓練省は、東北部地方トゥエンクアン省のトゥエンクアン英才高校の試験会場における2026年高校卒業...
 VIETJOベトナムニュースが2026年7月に配信した記事のアクセス数ランキングをご紹介します。 1位:
 財政省傘下統計局(NSO)の発表によりますと、2026年4~6月の国内総生産(GDP)成長率(推定値)は前年同期比...
 南中部地方ダナン市人民委員会は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進およびデジタル経済の発...
 クラフトチョコレートの製造や販売を手掛けるザ・ココア・プロジェクト(The Cocoa Project)は、ホーチ...
 東北部地方クアンニン省のクアンイエン沿岸経済区で、ベトナム・シンガポール工業団地(VSIP)が総額約5...
 ハノイ市のノイバイ国際空港は、車両の混雑緩和を目的に3日から導入した新たな車両動線計画について、...
 英国・ロンドンの高等法院は、ベトナムのアニメ制作会社であるSコネクト(Sconnect)が制作する人気アニ...
 南中部地方ダナン市で3日、国際ミスコンテスト「ミス・ヘリテージ・グローバル2026(Miss Heritage Glob...
 産業資材事業やディバイス事業、メディカルテクノロジー事業を手掛けるNISSHA株式会社(京都府京都市)は...
トップページに戻る