ベトナム人女性(30歳)が山岳地帯の小道を通って中国から不法入国していたことが分かった。女性はその後に高熱を出したことで、新型コロナウイルス感染の疑いが持たれている。
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この女性は5月28日夜、中国とベトナムを結ぶ小道を徒歩で移動し、中国と国境を接する西北部地方カオバン省からベトナムに入国。その後、車でハノイ市に移動して、ノイバイ国際空港から飛行機でホーチミン市に向かった。
5月29日にホーチミン市タンソンニャット国際空港に到着した女性が空港で検温を受けたところ、高熱を出していたため、同市熱帯病病院に身柄を移されて隔離措置が適用された。
ウイルス検査の結果、女性は1次検査で陰性判定を受けているが、このまま14日間の隔離措置を続け、今後も数回の検査を受けることになっている。
これ以前にも、ベトナム人がカンボジアから東南部地方タイニン省に陸路で不法入国したことが分かっており、相次ぐ不法入国の発覚を受けた保健省は国防省に対し、国境警備の強化を要請した。