ベトナム社会保険機関(VSS)によると、9月時点における全国の社会保険加入者数は1550万人余りで、労働力人口の31.5%を占めた。失業保険加入者数は1300万人近くで同26.2%を占めたが、いずれも低い水準にとどまっている。
(C) thanhtra |
任意社会保険加入者数は、1~4月期は横ばいの状態だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により以降は増加の一途を辿り、9月時点で84万4741人と、2019年末比+82.4%(+38万1638人)増加した。
一方、医療保険加入者数は8670万人で全国人口の89.6%を占め、高水準となっている。
1~9月期には、社会保険基金から834万3061人に171兆4110億VND(約7900億円)、失業保険基金から79万7485人に11兆1350億VND(約510億円)が支給された。失業保険の受給者は前年同期の2.5倍に膨らんだ。
同期における医療保険の利用件数は1億2060万件で、支給額は73兆9200億VND(約3400億円)だった(軍と公安の支給額含まず)。
なお、VSSは10~12月に社会保険の新規加入者数を+170万人、失業保険の新規加入者数を+130万人増やす計画。医療保険は、新規加入者数を+130万人増やし加入率を90.7%とする方針だ。